ROE(Return On Equity)とは

ROE(Return On Equity)は自己資本利益率とも呼ばれ、自己資本に対する利益の割合になります。

借入金や社債等、他人資本を含まずに自己資本だけを対象とし、そこからどれだけの利益を生み出せたかを示します。

公式

当期純利益 ÷ 自己資本 x 100

ここでさらに少し分解してみます。

当期純利益 = 売上高 x 売上高当期純利益率

自己資本 = 総資本(売上高) x 自己資本比率

となります。そして次の式も成り立ちます。

ROE = (売上高 x 売上高当期純利益率) ÷ (総資本 x 自己資本比率)

これを整理するとROEは以下の3つに分割できることになります。

・売上高当期純利益率
・自己資本比率
・総資本回転率

総資本回転率は前述の式に売上高 ÷ 総資本が含まれているから成り立つのですね。

番外編|デュポン公式

応用情報の問題では公式の要素が示されないパターンが午後問題で出ることがありました。(令和5年秋、平成29年春)

それを解く方法としてデュポン公式というものがあるのでそれを簡単に解説してみます。あくまでも解き方を書いているのでその先を知りたい方は適宜調べてみてください。

デュポン公式

ROE = 売上高当期純利益率 x 総資本回転率 x 財務レバレッジ

財務レバレッジ

財務レバレッジは財政状態を表します。またこの数値は自己資本比率の逆数になるという性質を持っています。

自己資本比率が40%(40/100)だった場合、財務レバレッジは250%(100/40)になります。


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