PC、マウス、プリンタなどの機器同士でデータをやり取りする際には入出力インタフェースが使用されます。具体的にはUSB、HDMI、Bluetooth、Wifiなどがあります。
試験によく出る項目
・USB3.0、デイジーチェーン、デバイスドライバの3つの用語がよく出題されます。
入出力インタフェースとは
機器同士を接続する際にケーブルを使うことがありますがこの口形状はそれぞれ変わることがあります。またデータをやり取りする方式も違ってきます。これらの違いや形式を入出力インタフェースと呼びます。
入出力インタフェースの分類
大きく分かれることとして有線か無線かで分かれます。例えば以下のように分類できます。
有線 | 無線 |
USB | BlueTooth |
HDMI | RFID |
シリアルインタフェースとパラレルインタフェース
有線はさらにシリアルインタフェースとパラレルインタフェースに分類できます。
シリアルインタフェース
1本の信号線で1ビットずつ順次データのやり取りをする規格です。
パラレルインタフェース
複数の信号線で複数のビットを並列(パラレル)でやり取りする企画です。
現時点では速度はシリアルインタフェースの方が早い
パラレルインタフェースではデータの同期をとるのが難しいという理由から、現在はシリアルインタフェースが主流でかつ高速という特徴を持ちます。
試験によく出る項目
・入出力インタフェースは有線と無線に分類できます。
・有線はさらにシリアルインタフェースとパラレルインタフェースがあり、現在の主流はシリアルインタフェースです。
USB
USB(Universal Serial Bus)は現在最も普及している入出力インタフェースです。キーボードやマウスなどの周辺機器を接続する際に使用します。Universal(万能)、Serialという単語が入っていることを覚えておくとシリアルインタフェース伝送方式を使っているのがわかりやすいですね。
USBの規格
規格名 | 最大転送速度 | 転送モードの名称 |
USB1.0 | 12Mbps | フルスピード |
USB2.0 | 480Mbps | ハイスピード |
USB3.0 | 5Gbps | スーパースピード |
試験によく出る項目
・USBは機器の種類や記憶方式ではなく入出力インタフェース規格です。
・USB2.0からUSB3.0になった際に480Mbpsから5Gbpsと最大転送速度が約10倍になっています。
コネクタの形状
コネクタ形状はタイプcがよく出題されます。他の形式も画像検索すれば見たことがある形状だと思います。
タイプcの特徴としては上下の向きがないことです。
試験によく出る項目
・USBタイプcのコネクタ形状は出題されるので画像検索で形状を覚えておきましょう。
周辺機器との接続方法
様々な接続方法がありますが、基本情報ではデイジーチェーン接続が頻出します。そのためデイジーチェーン接続とその他の方法を区別できるようになることが重要とのことです。
スター接続
スター接続とはPCを中心として周辺機器を接続する方法です。例えばノートPCにUSBが3つついていたとします。そこにマウス、プリンタ、外付けHDDを一つずつ繋いだ場合スター接続となります。
ツリー接続
ハブという機器があります。ハブは電源タップのようなものですが、差し口はUSB AやUSBC、HDMIなどさまざまな入出力インタフェースに対応している接続機器です。このハブからさまざまな機器に接続する方法をツリー接続と呼びます。
PC ー ハブ ー プリンタ
∟ ハブ ー
∟ キーボード ー マウス
∟ 拡張テンキー
デイジーチェーン接続
デイジーチェーン接続は接続する機器を直列に数珠繋ぎにする接続方法です。つまり機器に外部とやり取りするコネクタが2つ以上ついている必要があります。
PC ー ディスプレイ ー ディスプレイ ー キーボード ー マウス
デイジーチェーン接続の利点はハブが不要で配線をシンプルにすることができることです。
欠点は機器が多くなると伝送速度が遅くなることです。
試験によく出る項目
・デイジーチェーン接続は機器を直列に、数珠繋ぎに接続する方法。
デバイスドライバ
試験によく出る項目
・PCに接続された周辺機器はデバイスドライバというソフトウェアを使って制御されます。通常は周辺機器をPCに接続した際に自動的にインストールされます。
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