PCM(Pulse Code Modulation) はアナログデータをデジタルデータに変換するための手法です。主には音声データをアナログからデジタルに変換する時に使われます。
音声データがどのように変換されるか
音の波形グラフを想像してください。横軸が時間で音程や音量が縦軸で並んでいるとします。これを例えば1秒ごとなどの時間ごとに区切ってその間の音程を数値化することでデジタル化をしています。
手順
試験によく出る項目
PCMの手順を問われる形で以下の手順が出題されるので覚えておきましょう。
1.標本化(サンプリング)
2.量子化
3.符号化
標本化(サンプリング)
まずは連続したアナログデータを時間軸で区切る作業をします。これが標本化(サンプリング)になります。
サンプリング周波数という言葉を聞いたことがあるかもしれません。あれはこの区切る単位をどれくらい細かくするかという単位になります。
例えばCDは44.1kHzですがこれは1秒間に44100回サンプリングするよという意味になります。
量子化
信号レベルを何段階で表現するかを行なっているのが量子化です。音の大きさを元に数値化していきます。
ちなみに音程や音色はサンプリングされたデータの時間的な配列や周波数成分によって表現されるようです。
符号化
最後にデータを2進数に直します。これが符号化でここまでできたらデジタル化の完了です。
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